胆道
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Expandable Metallic Stent(EMS)を用いた経皮経空腸的胆道内瘻術の1例
古市 欣也吉岡 哲也打田 日出夫山本 孝信穴井 洋末吉 智久永 倫聖中島 祥介
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2001 年 15 巻 1 号 p. 54-58

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抄録
症例は61歳,女性.閉塞性黄疸とイレウスで入院.肝門部胆管癌術後再発と腹膜播種によるインウスと診断.イレウスは解除術で軽快したが,再発腫瘤は切除不能であり,EMSによる胆道内瘻術を施行した.4本の吻合胆管すべてが狭窄していたため,経皮経肝的アプローチでは最低で同数のPTCDが必要であり,穿刺による侵襲と肝血管損傷の合併症を考慮し,ひとつのアクセスからすべての吻合胆管にEMS留置可能な経皮経空腸的留置術を施行した.手技および経過中に合併症は認めず,約3カ月後の死亡まで黄疸再発はなかった.本法は胆管空腸吻合部狭窄に対して有用なアクセスルートと考えられた.
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© 日本胆道学会
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