胆道
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移動性腫瘤を呈したcholedochoceleの1例
橋本 真治中郡 聡夫小西 大高橋 進一郎後藤田 直人木下 平
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2005 年 19 巻 2 号 p. 154-159

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抄録
症例は29歳女性. 既往歴, 家族歴は特記事項なし. 初回出産後9日目から繰り返す上腹部痛と嘔吐が出現し, 近医で急性膵炎と診断された. 前医での原因検索の結果, 膵・胆管含流異常を疑い, 当院へ紹介入院.精査の結果, 十二指腸第2部に嚢胞性腫瘍が存在したが, 前医CTと当院CTでは病変の位置が大動脈の左側, 右側と大きく異なっていた 内視鏡検査, MRCPを含めた画像診断からcholedochoceleと診断し, 切除の方針とした.開腹所見では, 十二指腸が後腹膜に固定されていないため, 病変が可動性であった. 胆嚢摘出術および嚢胞全摘術を施行した.術中胆道造影では, 膵・胆管合流異常は認めず, 共通管が嚢状に拡張していた. 胆汁中のアミラーゼ値は22, 500IU/lと高値を示した. 組織学的に病変内腔は固有筋層を伴う十二指腸粘膜であった. 術後, 経過は順調で, 第7病日に退院した. 術後6カ月現在, 無症状で外来通院中である.
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© 日本胆道学会
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