胆道
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画像診断より胆管癌との鑑別に苦慮した胆管炎の1例
石川 達石川 直樹太田 宏信吉田 俊明本間 明尾崎 俊彦上村 朝輝石崎 悦郎三浦 宏二相場 哲朗川口 正樹武田 敬子石原 法子
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キーワード: CA19-9, 胆管炎, ERCP
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1995 年 9 巻 4 号 p. 331-336

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抄録
症例は46歳, 男性, 右季肋部痛にて来院, 黄疸, 肝障害を認めた. 各種画像にて総胆管の狭窄による閉塞性黄疸と診断した. 入院時 CA19-9 は3,600U/ml, DUPAN-2は440U/mlと高値を示し, 保存的治療にても黄疸は軽快せず, むしろERCP上, 胆管狭窄の増悪を認め, 悪性疾患を考え, 全胃幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行した, 病理組織学的には, 高度の炎症所見と線維化を認めるのみで悪性所見は認められなかった. CA19-9, DUPAN-2は術後正常化した. CA19-9,DUPAN-2が高値を示し, 胆管癌との鑑別が困難であった胆管炎を経験したので報告する.
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© 日本胆道学会
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