朝日大学歯学部口腔生理学講座
1999 年 6 巻 2 号 p. 157-168
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動物の唾液には多種のタンパク成分が含まれているが、その中には食性や食物環境により量的差異のみられるものがある。ラットやマウスをタンニンやパパインなどを含む飼料で飼育すると、それらの唾液にはプロリン・リッチ・プロテインやシスタチンが特異的に誘導される。唾液タンパクは腺特異的、自律神経受容体特異的に合成・分泌されている。そのため、食物刺激が特定の腺や自律神経受容体を刺激し、その結果、唾液タンパクは食物特異的なプロファイルを示すようになると考えられる。
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