タウリンリサーチ
Online ISSN : 2434-0650
Print ISSN : 2189-6232
運動が及ぼす骨格筋・血中タウリン濃度への影響
石倉 恵介
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 6 巻 1 号 p. 65-68

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抄録
骨格筋中のタウリン濃度は、他のアミノ酸に比べて高濃度で、血中のタウリン濃度もまた他のアミノ酸に比べて高濃度である。一過性のレジスタンス運動で、骨格筋・血漿タウリン濃度は影響を受けない。一過性の長時間運動によって、骨格筋のタウリンは血中へ放出されるとの指摘がある。ラットへの長時間運動負荷で、骨格筋タウリン濃度は減少する報告 が多いものの、血中タウリン濃度は変化を示せていない。また、ヒトにおいては、長時間運動後の血中タウリン濃度の上昇は一致しているものの、骨格筋タウリン濃度は変化がない。タウリンの慢性投与は、ラットの骨格筋タウリン濃度を上昇させるが、ヒトでは変化が認めらていない。
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© 2020 国際タウリン研究会

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