日本造血・免疫細胞療法学会雑誌
Online ISSN : 2436-455X
総説
超音波診断を含めた類洞閉塞症候群(SOS/VOD)の診断について
藥師神 公和西田 睦
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キーワード: SOS/VOD, diagnostic criteria, HokUS-10
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2024 年 13 巻 3 号 p. 96-103

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抄録

 肝類洞閉塞症候群(SOS)/肝中心静脈閉塞症(VOD)は造血幹細胞移植後の合併症の1つとして知られている。歴史的には今までいくつかの臨床診断基準が提唱されてきた。治療薬として唯一承認されているデフィブロチドはSOS/VODの診断がついてから2日以内に投与することが望ましい薬剤であり,いかに早くSOS/VOD診断をするかが重要である。最近になり,早期診断を目指したEBMT 2023基準が提案され,超音波診断法としてHokUS-10が注目されている。一人でも多くのSOS/VOD患者を救うためには,SOS/VODを「早く疑い,早く診断をして,早く治療を開始する」ということが重要であり,超音波検査士を含めたメディカルスタッフとの連携,チーム医療の実践が不可欠である。

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© 2024 一般社団法人日本造血・免疫細胞療法学会
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