日本転倒予防学会誌
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特集
転倒・転落リスクアセスメントのあり方をツール開発評価の観点から検討する
横田 慎一郎安延 由紀子上内 哲男
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2018 年 5 巻 1 号 p. 51-55

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抄録

 転倒・転落リスクアセスメントのあり方を,用語の整理やツールの開発評価の観点から検討した。まず始めに臨床現場に立脚した転倒・転落に関する用語について検討した結果,転倒・転落は概念として曖昧さを含み,臨床現場レベルでの必要以上の区別は不要であるため,転倒・転落としてひとまとめに取り扱うとの結論に至った。次に転倒・転落リスクアセスメントツール(以下,アセスメントツール)を,スクリーニング,精査,対策導出の目的別3 種類に分類し,アセスメントの循環モデルを提案した。最後にアセスメントツールを開発や評価の観点で整理した。

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© 2018 日本転倒予防学会
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