名古屋大学大学院工学研究科化学・生物工学専攻
名古屋大学大学院工学研究科化学・生物工学専攻 School of Bioscience and Biotechnology, Chubu University
2005 年 21 巻 1 号 p. 1-11
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近年, 腫瘍免疫における熱ショック蛋白質 (HSP) の役割が注目されている. 一方, HSPは温熱耐性を示す因子として, ハイパーサーミアにおいてはデメリットとして考えられてきた. もし, ハイパーサーミアにいけるHSP発現が腫瘍免疫賦活に関与するのなら, HSP発現を積極的に利用するといった新しい概念に則った新しいガン免疫療法が開発できる. 本稿では, ハイパーサーミアに伴う免疫賦活のメカニズムについて, HSPに注目して述べる.
Thermal Medicine
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