名古屋大学生物機能開発利用研究センターおよび大学院生命農学研究科
2019 年 31 巻 181 号 p. SJ18-SJ20
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シアル酸は糖鎖の最外末端を修飾する単糖であり、突出した構造多様性をもつ。脊椎動物に普遍的に存在する一方、他の生物においては限局して存在するため、シアル酸は進化の過程のどこかで現れたり隠れたりしている。我々はシアル酸の多様性と進化をその代謝酵素の同定と比較生化学によって探究してきた。その結果、事態はますます混沌とした時代を迎えることになった、一方、シアル酸を通じて生物の複雑な生存戦略の理解には近づいているのかも知れない。
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