時間学研究
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時間管理研究の現在
岡崎 善弘
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2012 年 2 巻 p. 45-53

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抄録
これまでに行われた時間管理の研究を概観し,今後の展望について述べた。時間管理の研究は, 時間管理効果の研究と時間管理能力の研究の2つのパラダイムに分けることができる。時間管理効果の研究は,(a) 時間管理とその他の指標の相関関係を調べた研究,(b) 時間管理のプロセスモデルの研究,(c) 時間管理トレーニングの研究,の3タイプに分類される。時間管理能力の研究では,時間見積もりの研究を紹介した。今後の展望として,(a) プロセスモデルの拡張,(b) 時間管理と時間見積もりの研究,(c) 実践研究,の3つの必要性について述べた。
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© 2012 日本時間学会
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