Japanese Journal of Tropical Medicine and Hygiene
Online ISSN : 2186-1811
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Sulfamonomethoxineの熱帯熱マラリアに対する効果について
村上 文也中島 康雄
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1974 年 2 巻 3-4 号 p. 173-179

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抄録

著者らは1971年ケニア, ナクルーのRift Valley Provincial Hospita1に入院した熱帯熱マラリア患者23例を対象としてSulfamonomethoxineを経口及び静注により投与しマラリア原虫に対する効果を検討した。
その結果全例に原虫の消失がみられた。原虫陰転までの期間は経口法に比べ静注法が短い。
又本剤はクロnキン不感受性株にもすぐれた効果を示した。サルファ剤のschizontocidal effectにっいて文献的考察を試みた。

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