糖尿病
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委員会報告
糖尿病性腎症の新しい早期診断基準
猪股 茂樹羽田 勝計守屋 達美片山 茂裕岩本 安彦堺 秀人富野 康日己松尾 清一浅野 泰槇野 博史
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2005 年 48 巻 10 号 p. 757-759

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抄録

糖尿病性腎症早期診断基準を改訂した. 試験紙法で尿蛋白が陰性あるいは+1程度の陽性を示す糖尿病症例を対象に, 午前中の随時尿でアルブミンを測定し, 3回中2回以上尿アルブミン値30~299mg/gCrであれば微量アルブミン尿と判定する. また, 腎肥大, 尿中IV型コラーゲン値上昇は糖尿病性腎病変の存在を示唆する. これらを参考に非糖尿病性腎疾患由来の微量アルブミン尿を鑑別し, 糖尿病性腎症を早期診断する.

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© 2005 一般社団法人 日本糖尿病学会
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