糖尿病
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3度完全寛解を得たI型糖尿病
ICSA 陽性化とともに糖尿病急性増悪を繰り返した症例
野村 誠鮴谷 佳和斎藤 雄二八木 稔人向井 光佐子河盛 隆造七里 元亮鎌田 武信
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1986 年 29 巻 9 号 p. 841-847

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抄録

度にわたり完全寛解を得たI型糖尿病症例の報告は, これまで皆無である.私たちは, 糖尿病性ケトアシドーシス昏睡にて急性発症し, その後人工膵島をはじめとする厳格なインスリン療法によりすみやかに完全寛解導入し得た症例について7年間のfbllow upを行った.その期間中に, さらに2度にわたりICSAの陽性化とともに, 尿ケトン体, 多量の尿糖高血糖が出現し, 糖尿病急性増悪を認めた.それぞれ入院後, 厳格な血糖管理によりICSA陰性化, 糖尿病完全寛解導入を得た。本症例にてICSAの推移とインスリン分泌能の変遷の関連性を追求した.

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© 社団法人 日本糖尿病学会
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