糖尿病
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CA19-9, CEAが血糖コントロールに並行して変動した2型糖尿病の1症例
長峯 美穂山縣 一夫武藤 英二
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2002 年 45 巻 6 号 p. 411-414

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抄録

症例は57歳の男性, 40歳より2型糖尿病の診断で, 他院で内服治療をうけていた, 2000年2月, 血糖コントロールが不良になり市立旭川病院糖尿病内科を紹介入院となった. 入院時のCA 19-9は110. 4U/ml, CEAは7.5ng/mlと高値を示し, 悪性疾患を疑い検索をすすめた. CFで大腸腺腫を認めたが, GF, CT, ERCPなどの画像検査では異常を認めなかった. 入院後, 食事療法とインスリン治療により血糖は改善傾向を示した. それに伴い腫瘍マーカーも減少し, 退院時にはCA19-9は64.7U/ml, CEAは3.9ng/mlとなった, 糖尿病患者は健常者に比較して腫瘍マーカーが高値であるとの報告はみられるが, 血糖と共に変動する症例報告は比較的少ないため報告する.

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© 社団法人 日本糖尿病学会
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