2021 年 73 巻 1 号 p. 15-27
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本論は「書誌レコードの機能要件」(FRBR)と「日本目録規則2018年版」(NCR2018)の議論の根幹にある「著作」「表現形」「体現形」「個別資料」について,できる限り理系の用語を使わずに,文系の視点で捉え直す試みである。このグループは,「同一性」と「差異性」によって把握することができ,図書館以外の分野にも適用可能だが,「著作」と「表現形」に関する具体的な運用ルールは各分野で異なるローカルルールとなる。FRBR は図書目録にパラダイムシフトをもたらしたのである。
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