凍結および乾燥研究会記録
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11. 含水度精密度測定装置の開発について(第2報)
鈴木 正敏望月 幸雄渋谷 清沢田 哲治大林 容二
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1967 年 13 巻 p. 68-75

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抄録
我々は第12回本研究会において,含水度精密測定装置を開発し, (1)装置の原理と構造, (2)乾燥BCGワクチンの測定例, (3)含水度精密測定装置による含水度値とAbderhalden法による含水度値との関係, (4)装置の活用例を報告した。しかしながら,本装置とAbderhalden法による含水度値との関係は含水度値(本装置) 0.14〜1.88%の範囲の23例について追及されたに過ぎなかつた。この含水値のものは非常に限られた範囲のもので,実際上の測定の対象からみれば,資料の不足が感じられる。今回は1.98〜4.52%の範囲のもの34例の成績を追加して,総計57例の測定成績から両法による含水度値との関係を再検討すると共に,本装置による測定値間の有意差検定についても検討を加えたので,その成績を報告した。
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© 1967 低温生物工学会
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