龍谷大学 政策学部 [日本] https://ror.org/012tqgb57
2021 年 9 巻 1 号 p. 53-61
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本稿は、新型コロナウィルスがもたらしたパンデミック以前の観光スタイルの象徴であり、世界の観光都市で発生していたオーバーツーリズム現象について、その社会的背景、概念の定義、問題の構造、地域・都市への負の影響、反観光を主題とする社会運動の発生、を概説する。その上で、パンデミックの収束を見据えつつ、界隈の生活環境に根ざした都市デザイン観点から、パンデミック後のツーリズム—すなわち「ポスト・オーバーツーリズム」—の新たな観光戦略の姿を問う。
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