日本毒性学会学術年会
第40回日本毒性学会学術年会
セッションID: P-76
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一般演題 ポスター
ラットにおける制癌剤毒性モデルの検討(回復毒性試験)
*藤澤 紘道谷 済之芦野 豊正西堀 頼史畠山 佳貴樅山 貴也岸浪 昌礼佐々木 麻衣山口 ゆかり高橋 尚彰山崎 則之松井 博之松田 芳和
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抄録
【背景・目的】我々は,制癌剤における重篤な副作用を軽減する医薬品・健康食品の評価,制癌剤と医薬品・健康食品との相互作用の評価を目的とした制癌剤毒性モデルの検討を実施し,本学会において報告をした(第38回学術年会)。我々は,さらに制癌剤における副作用の回復性も評価可能なモデルの作製を目的とした検討を実施した。今回はその検討についての報告をする。【方法】8週齢の雄性ラットCrl:CD(SD)に5-Fluorouracil(5-FU)を30 mg/kg/dayの投与量で5日間強制経口投与した。その後7日間の回復期間を設け,病理解剖学的検査(剖検)を実施した。また,5-FUの副作用軽減が報告されているN-Acetyl-L-cysteine(NAC)を300 mg/kg/dayの投与量で6週齢から回復期間まで強制経口投与した。検査項目は体重測定,摂餌量測定,飲水量測定,血液学的検査(回復期間1,3,5及び7日目),血液化学的検査,器官重量測定,骨髄総グルタチオン量測定,骨髄塗抹検査,病理組織学的検査,電子顕微鏡検査を実施した。
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© 2013 日本毒性学会
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