日本毒性学会の下で発足した認定トキシコロジスト制度は,2018年に満20年を迎える.認定トキシコロジストの数は順調に増加して来ており,安全性評価を行う専門家の社会ニーズも増してきている.一方で,制度発足の母体となったグランドファーザー世代が一線から退く年代に達しており,これからは世代交代をしながらの制度の維持発展を図る必要がある.
口演では,制度の運営状況について紹介し,海外制度との相互認証等のグローバル化を意識した取組み,毒性学テキスト(新版トキシコロジー)の改訂等の課題について紹介する.
認定トキシコロジストおよび認定トキシコロジストを目指している学会員の方々の参加と積極的なご発言をお願いしたい.