主催: 日本毒性学会
会議名: 第51回日本毒性学会学術年会
開催日: 2024/07/03 - 2024/07/05
慢性腎不全患者において、体内に蓄積されるインドキシル硫酸(IS)などの尿毒症性毒素は、乾燥肌など皮膚に悪影響を及ぼすことが報告されている。皮膚におけるコラーゲン代謝は皮膚バリア機能調節と密接に関連しており、その代謝異常は乾燥肌を引き起こす可能性がある。しかしながら、ISが皮膚コラーゲンの代謝を司るマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)の発現をどのように調節しているのかは不明である。本研究では、ヒト皮膚線維芽細胞(HDF)においてISによるMMPsおよびその組織性インヒビター(TIMP-1)の発現調節を検討した。