繊維機械学会誌
Online ISSN : 1880-1994
Print ISSN : 0371-0580
ISSN-L : 0371-0580
自動ワインダの導糸管に関する研究
(第2報) 糸口出しサクションノズル部の流動抵抗係数ならびに管に設けたスリットの流量係数が糸誘導に及ぼす影響
平井 恒夫部谷 尚道木村 照夫幸川 光雄深井 完祐
著者情報
ジャーナル フリー

1985 年 38 巻 3 号 p. T53-T62

詳細
抄録

目的 自動ワインダの導糸管の最適設計に資するため, 糸口出しサクションノズル部に相当する部分の抵抗係数fと管軸に沿って設けたスリットの流量係数cの値が糸の誘導に及ぼす影響を実験ならびに数値計算により明らかにする.成果 f, cの値がそれぞれ管内流動および糸の誘導に及ぼす影響を実験ならびに数値計算により詳細に示すとともに, 管曲がり上流端と下流端における流量比, 糸の管外への飛出し時の張力およびそのときの糸の管内飛走距離を, f, c, R/r (R : 導糸管曲がり半径, r : 管半径) の関数として定式化することにより導糸管の最適設計のための指針を与えた.

著者関連情報
© 一般社団法人日本繊維機械学会
前の記事 次の記事
feedback
Top