テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
光変調光磁気オーバライトにおける熱クロストークの検討 : 光磁気記録関連 : 画像情報記録
宮本 治一戸田 剛井手 浩斎藤 温安藤圭 吉新原 敏夫尾島 正啓
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1993 年 17 巻 25 号 p. 59-63

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抄録

交換結合多層膜を用いた光変調光磁気オーバライドにおいては、消去温度が記録温度よりも低いため、消去領域が記録領域の周りに広がる。従って、高トラック密度で記録を行おうとしたどき、隣接トラックに記録した情報を誤って消去してしまう「熱クロストーク」の発生が懸念される。この熱クロストークはUV樹脂をコートした媒体を用い、櫛形パルスを用いて記録を行うことによリ大幅に低減することができた。検討の結果、1.35μmトラックピッチの記録が可能であることがわかった。

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© 1993 一般社団法人映像情報メディア学会
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