抄録
ディスプレイ装置の明るさのコントラストは、TVディスプレイの画質評価を行う上で、最も重要な項目のひとつである。その物理的なコントラスト評価は、ウインドウハ.ターンなどの指定されたパターンを用いたコントラスト比の測光によって行われているが、実際に人間が感じるコントラストは、視覚の明暗に関する対比効果の影響が大きく関係する。本研究では、実際にコントラスト評価に用いられるウインドウパ夕一ンについて、この対比効果の影響を主観評価実験によって、定量的に求めた。これは、ディスプレイ装置の実用的コントラスト評価のための基礎データとして、役立つと考える。