テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
新しいサーボ方式を用いた大容量フロッピーディスク
芳山 龍一瀬尾 雄三栗山 俊彦有田 陽二
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

1995 年 19 巻 39 号 p. 47-52

詳細
抄録

単一の検出器を用いる安価な連続サーボ検出システムを用いたフロッピーディスクドライブを試作した。サーボ検出器を構成する部品はレーザダイオードとフォトダイオードの二点のみであり、従来と同一サイズの磁気へッドに内蔵される。ヘッド底面には浮上防止のための溝を設け、スピンドル回転数2500rpmまでのread/writeを可能とした。また、これに用いる媒体として、ベースフィルム中心層に色素層を設けたラミネート媒体を開発し、色素層の脱色によりサーボ情報を記録した。磁性層にはHc1250Oeのバリウムフェライトを用い、前記MIGヘッドによりD_<50>45kFRPIを得た。今回の試作により、フォーマット容量128MBの大容量フロッピーディスクシステム実現の見通しが得られた。

著者関連情報
© 1995 一般社団法人映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top