妨害電磁波の測定場(オープンサイト)の広さについて, 方形接地導体板上の送受信アンテナが相互に影響を受けない場合, 接地導体板の大きさが正規化サイト減衰量(NSA)に及ぼす影響をGTDを用いて幾何光学的に検討している.計算は, 測定距離(d)が3mと10mの水平, 垂直偏波について行なった.その結果, 水平偏波の場合は, CISPRで定めている程度の大きさの方形接地板(√<3>d×2d)でも接地板のエッジの影響は小さいが, 垂直偏波では方形接地板の幅, 長さとも測定距離の数倍にしなければエッジによる影響が1dB以下にはならないことが分かった.