青色発光材料のジスチリルビフェニル誘導体(DPVBi)とホール輸送材料であるトリフェニルアミン誘導体(TPD)の混合粉末から成膜された混合単層型の白色有機電界発光素子を検討した.DPVBiとTPDの混合素子により青色発光を確認し, 本素子に色素であるジシアノメチレン誘導体(DCM)を混合したITO/DPVBi+TPD+DCM[66 : 34 : 0.1](1000Å)/AlMgの構造を持つ素子から11V印加時に2750cd/m^2の輝度の白色発光を得た.またフェノキサゾン(Nile Red)とクマリン540(C540)の混合比を最適化することで, CIE色度座標上においてW点(x=y=0.33)に近い白色発光が得られる.