近年、メタバースの作成支援技術として生成AIの活用が進んでいる。生成AI技術や3DCG制作ソフトの発展によりメタバース作成の敷居がさがる一方、メタバースサービス別にそれぞれ異なる特徴を持つため、選定の際に実際に使った経験が求められ、メタバースならではのマナーなどの探し難い情報も多い。本研究ではメタバースのビジネス活用を検討する初心者を支援することを目的に、RAGを用いたチャットボットを試作し、試作チャットボットがメタバースのビジネス活用に役立つと回答した、回答者64名を対象に10項目からなるメタバースのビジネス活用時の課題について主成分分析を行った結果、回転なしの第1主成分は0.743~0.903の負荷量となり強い正の相関を示し、第2主成分は自社人材によるコンテンツ作成と運用面を重視する可能性があることが明らかになった。メタバースのビジネス活用支援に向け、試作と改善を継続する必要がある。