Veterinary Nursing
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東京都足立区の児童公園における回虫卵の汚染状況
小野寺 温 菅原 悠浅野 佳奈横井 愛瑞美佐藤 優衣八木 行雄
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キーワード: 回虫卵, , 公園,
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2018 年 23 巻 2 号 p. 15-18

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抄録
2016年 8 月~11月、東京都足立区の児童公園 5 カ所(A~E)を砂場等の遊具施設ごとに 7 区画に分類し、採取した表層砂、計420検体における回虫卵の汚染状況を調査した。またC公園内およびその周辺から10月~12月に採取された猫の糞便19検体の虫卵検査を行った。結果、仔虫形成卵を含む回虫卵が 5 公園中 3 公園(60%)で、12検体(2.9%)検出された。公園内の各区画では砂 1 g あたり平均0.0016個(0.001~0.004個)の回虫卵が検出され、ベンチ、砂場、花壇、水飲み場、滑り台、鉄棒、ブランコの順で多く検出された。糞便では、3 検体(15.8%)から回虫卵が検出された。 以上のことから、当該地区の公園では仔虫形成卵等感染性のある回虫卵が存在すること、さらにこの原因は周辺に生活する猫が関与していることが推測できる。感染予防策として、公園砂場や遊具区画での消毒や猫への駆虫薬の投与、公園で遊んだ際の手指衛生の徹底を呼びかけることが重要であると考えられた。
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© 2018 日本動物看護学会
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