Veterinary Nursing
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愛玩動物の「望ましい最期」と獣医療者の対応: 犬・猫との死別に伴う悲嘆との関連
坂口 幸弘 , 赤田 ちづる
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ジャーナル オープンアクセス

2026 年 31 巻 2 号 p. A1-A10

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抄録
本研究は、犬・猫との死別経験者を対象に、愛玩動物の「望ましい最期」の重要度と実現度、看取り期における獣医療者の対応、および悲嘆との関連を検討した。過去2年以内に主として室内で飼育していた犬または猫を亡くした成人500名にWeb調査を行った。「望ましい最期」に関する10項目は、既存概念と獣医療ガイドラインを参考に本研究で探索的に設定した。「からだの苦痛があまりないこと」は96.0%が重要としたが、その43.3%が未実現と回答した。獣医療者と接した401名では、対応は概ね肯定的に評価された一方、44.1%がペットロスの対処法や相談先の情報提供を否定的に評価した。重回帰分析の結果、獣医療者対応の肯定的評価は「望ましい最期」の未実現率の低さと関連し、未実現率の高さは悲嘆の強さと関連したが、獣医療者対応と悲嘆との直接的な関連は認められなかった。個々の飼い主の意向を踏まえた看取り期の支援と、死別後の情報提供の重要性が示唆された。
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