2020 年 4 巻 1 号 p. 45-53
目的
ヤングケアラー研究の先行研究を要約表にまとめ、現在までの研究状況と到達点を明らかにすること。
方法
データベース検索を基に文献を抽出し、内容検討、文献統合を行い、論文執筆した。
結果
日本のヤングケアラー研究は、未着手で解明されていないことが多い。現在は、家族介護者支援の必要性、専門職への周知、存在率、法的支援、具体的な支援方法の研究、調査が行われている。
結論
イギリスの研究に遅れ、日本でヤングケアラー研究がはじまった。ヤングケアラーには、子どもらしい生活ができない、年齢相応のキャリアを積むことの困難などがある。文献調査からヤングケアラーを広く社会に知ってもらうことの必要性、家族介護者支援の必要性が提示された。