2020 年 4 巻 1 号 p. 97-102
介護福祉士を目指して入学した学生が、入職後も「やりがい」を感じながら専門職業人として「成長」する事は、教員の願いである。「学校生活の充実感と学習動機の関係性」を明らかにし、その結果から、学生の学習動機を刺激し、学生自身が学習動機を持ち続けられるように学生の教育活動にフィードバックしたい。
「学校の勉強に充実感を感じている」学生は、全体の78%。「学校の実習・ボランティアに充実感を感じている学生」は、全体の80%。勉強に充実感を感じている学生ほど実習・ボランティアにも充実感を感じていた。
介護福祉士専門学校生の充実志向と実用志向の学習動機は、学校生活の充実感につながっていた。調べることの楽しさを活用し、リアルな講義の実践が学生の学校生活の充実感には必要である。その事が、学生自身の学習内容の重視や学習方法の深まりにつながる。