2023 年 7 巻 1 号 p. 37-44
【目的】コロナ禍での地域住民主催の通いの場の運営状況、コロナ禍での地域活動や通いの場に参加する心情、通いの場での感染対策などのアンケート調査を行い、今後のコロナ禍での地域活動や通いの場、介護予防に対する課題を検討する。【方法】神奈川県横須賀市地域の介護予防講習会の参加者43名、主催者6名を対象に、コロナ感染後の介護予防事業に関してアンケート調査を実施した。【結果】参加者の介護予防意識は高く、80%以上の地域活動は内容を変更し再開されている。しかしながらオンラインを用いた運営に関しては高齢者の参加減少が示唆される。コロナワクチンの有効性について参加者と主催者で意見の違いが見られた。【考察】地域活動は再開され始め良い方向に向かっている。反面、参加者・主催者の不安は感染対策であり正しい知識の共有、地域特性に沿った感染対策が課題である。