ビタミン
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ニワトリ大腿骨のビタミンK依存性カルシウム結合タンパク質の性状に及ぼすビタミンDの影響
坂口 ちはる太田原 洋子細谷 憲政森内 幸子笠井 久隆奥山 典生
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1982 年 56 巻 12 号 p. 653-658

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抄録
D欠乏,並びに正常ニワトリ大腿骨からBGPを分離・精製して,Dのこのタンパク質の性状に及ぼす影響について検討した.この結果,アミノ酸組成,Ca^<2+>結合能,ヒドロキシアパタイト結晶化遅延作用において,D欠乏と正常ニワトリのBGPの差異は観察されなかった.しかしながら,骨のBGP含量はD欠乏により約56%に低下していた. 本論文作成中にニワトリ大腿骨中のBGP含有量に対するDの影響に関する論文がLianら^<22)>によって報告された.
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© 1982 日本ビタミン学会

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