山形県内の現地水田において,草刈り継続畦畔と水稲移植前の非選択性茎葉処理除草剤の連用畦畔に出現する雑草種とその月別推移を調査,分析した。これらの畦畔間では夏期の出現種に差異が見られ,草刈り継続畦畔では相対優占度でシロツメクサをはじめ多年生雑草が上位となった。除草剤連用畦畔では多年生の出現種数が少ない一方で,相対優占度の上位には一年生雑草が多く,特にメヒシバが多かった。裸地率は除草剤連用畦畔で高かった。除草剤処理によりシロツメクサなどの地表匍匐性多年生雑草の生育が抑制されて裸地が多くなった結果,メヒシバの発芽が促されていると推測される。