水稲稚苗移植栽培に適用性があるとみられた数種除草剤を供試し, 水深, 漏水程度および処理時期による除草効果の変動について検討した。
1. CNP, TOPE, トリフルラリンは処理後水深が浅いほどタイヌビエに対する除草効果が低下した。
2. 稚苗移植栽培における処理適期の晩限はNIP, CNPではノビエ1葉期, ベンチオカーブ・CNP, トリフルラリンではノビエ1.5葉期, TOPE, シメトリン, ベンチオカーブではノビエ2葉期, ベンチオカーブ・シメトリンではノビエ2.5葉期であるとみられた。
3. マツバイに対する除草効果は, ベンチオカーブとこれを含む混合剤でもっとも大きかった。