Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集
Online ISSN : 2758-2922
第10回研究会
会議情報

セッション3:地域情報・SNS
アメダスの観測データを用いたTwitterユーザの居住地推定の試み
近藤 佑樹萩行 正嗣吉田 光男梅村 恭司
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 31-36

詳細
抄録

ソーシャルメディアの投稿を活用する際に,ユーザの居住地と投稿内容とを関連付けることにより,より有用な情報を得ることができる.しかし自身の居住地を登録しているユーザは少なく,ユーザの居住地を推定する研究が広く行われている.本研究では,アメダスによる日本全国の観測データを利用してTwitterユーザの居住地を推定する手法を提案する.本手法ではまず,ツイートの投稿テキストから,投稿ユーザがどのような天気の中で投稿したかを推定する.次に推定した天気および投稿日時を各地のアメダスによる観測データと照合する.最後にどの地域から集中的に投稿しているかを推定し,その地域をユーザの居住地とみなす.単語の地理的局所性を利用する従来の手法と比較し,良好な結果が得られた.

著者関連情報
2017 この論文のすべての権利と著作権は著者に帰属します。
前の記事 次の記事
feedback
Top