主催: Webインテリジェンスとインタラクション研究会
会議名: WI2研究会
回次: 11
開催地: LIFULL本社
開催日: 2017/12/15 - 2017/12/16
p. 91-96
本研究では,Twitterユーザを対象に、人格特性の変化と他ユーザとのインタラクションの関係を明らかにした.ここで対象としている人格特性は,Five Factor Modelとして知られる開放性,誠実性,外向性,調和性,神経症傾向の5次元で構成される.我々はまず,IBMの提供するモデルを用いて,Twitterユーザのツイートから過去と現在の人格特性を推定した.次に,過去と現在の間に,Twitterユーザの人格特性がどの程度変化しているかを確認した.さらに,上述の期間において,Twitterユーザが受け取った返信,引用,そして登録に関するデータを取得し,それらと人格特性の変化量の関係を非線形重回帰分析により明らかにした.この分析から,他ユーザとのインタラクションが人格特性の変化と有意な相関関係を示すことが分かった.最後に,これらの結果を踏まえた考察と今後の展望について述べた.