主催: Webインテリジェンスとインタラクション研究会
会議名: WI2研究会
回次: 14
開催地: 兵庫県立大学神戸商科キャンパス
開催日: 2019/06/28 - 2019/06/29
p. 51-54
本稿では,多次元時系列データに対する指標形成の支援を目的とした視覚的分析フレームワークを提案する.評価指標は,データに基づく意思決定,機械学習のためのラベル付けなどにおいて重要な役割を果たす.指標の形成はドメイン専門家の視覚的分析を通して行われるのが一般的だが,多次元時系列データの場合,分析者が次元削減等のアルゴリズムやパラメータを理解することが困難である.そのため,可視化技術と専門家の知識を融合するための,相互主導型インタフェースの導入が期待される.提案するフレームワークでは,属性値の重み付き線形和の形で,時点ごとにデータの評価指標を相互主導型インタラクションにより形成する.提案フレームワークに基づきインタフェースを実装し,実データに適用した例を示す.