主催: Webインテリジェンスとインタラクション研究会
会議名: WI2研究会
回次: 2
開催地: 大阪大学豊中キャンパス
開催日: 2013/05/19 - 2013/05/20
p. 15
漫才のボケやツッコミの役割は、しばしば言語内容から記述されるが、そこでは身体動作が大きな要因となっていることが予想される。本研究では漫才コンビ「サンドウィッチマン」の漫才とコントを映像記録し、特にツッコミ役が行っている動作を分析した。その結果、ツッコミ役は単に相手のボケの発生後に言語的・身体的なツッコミを行うだけでなく、いったん相手のボケを見過ごす動作を行ったあと、その動作を中断、修正する形をとってツッコミを行う「マイクロノリツッコミ」を伴うことがわかった。また、この見過ごし動作は同じネタでも、漫才とコントでは異なる空間形式をとっており、特定の動作として計画されているのではなく、ツッコミ役がそのときにとっているそれぞれの動作を用いて行われることがわかった。さらに、観客の笑いは、ボケの完了時点だけでなく、マイクロノリツッコミの終了時点と同期しやすいことがわかった。