主催: Webインテリジェンスとインタラクション研究会
会議名: WI2研究会
回次: 3
開催地: さくらWORKS<関内>
開催日: 2013/12/13 - 2013/12/14
p. 51-56
近年,Web上の共有資源としてLinked Open Data(LOD)の公開が活発に行われ,Web上に大きなSemantic Webデータベースが形成されつつある.これに伴い,それらのデータベースから様々な目的に応じてデータを抽出するための手法が必要になってきている.本研究ではSemantic Webデータベースからのデータ抽出手法として,データセット内のプロパティの出現頻度やトリプルの結びつきによるリンク情報を用い,SPARQL問い合わせの取得結果をランキングする手法を提案する.提案手法の評価を行うために2つのケースのSPARQLクエリ使用目的を設定し,LODの中心的なデータセットであるDBpediaを用いてそれぞれのケースに応じたクエリ検索結果のランキングを行った.またその結果を被験者実験により従来手法と比較することで,本手法の有効性を示した.