共催: 画像電子学会, 社団法人 映像情報メディア学会
近年,カラープリンタの普及や高解像度スキャナの登場により,文字と写真の混在するドキュメントを扱う機会が増加している.しかし,高解像度の文書画像はファイルサイズが大きくなりがちであり,共有,配信にかかるコストも増大する.そこで,文書画像を文字成分と写真成分に分離し,それぞれの成分をその特徴に適した手法で圧縮する研究が行なわれている.本稿では,混在画像を文字成分と写真成分に分離する際にマルコフモデルコンテキストを利用する像域分離アルゴリズムを提案する.