画像電子学会研究会講演予稿
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画像電子学会第233回研究会講演予稿
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
開催日:2007年8月1日 会場:長岡技術科学大学
9:25-10:40 座長:吉川 浩 (日本大学)
10:50-12:05 座長:小野 文孝(東京工芸大学)
13:00-13:30 座長:岩橋 政宏(長岡技術科学大学)
13:30-14:45 座長:越智 宏(日本大学)
14:55-16:10 座長:関沢 秀和 (東芝テック画像情報システム)
  • 田辺 雅貴, 篠原 克幸
    原稿種別: 一般
    セッションID: 07-01-11
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/18
    会議録・要旨集 認証あり
    本論文では主成分分析を用いた類似画像検索を提案する.主成分分析とは多変量解析手法の一種であり,多くの変量を要約して簡潔に表現できるという利点がある.我々の手法では,主成分分析を類似画像検索に応用するためにグリッド分割し平滑化処理を施した画像に対し,グリッドごとの固有値の累積寄与率をもとに主成分分析を行った.これにより,画像から固有な情報を少ない冗長度で正確に抽出し,画像内における主要な情報のみを用いた類似画像の検索を目指した.
  • 林 光雄, 向井 信彦, 小杉 信
    原稿種別: 一般
    セッションID: 07-01-12
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/18
    会議録・要旨集 認証あり
    現実空間の物体と仮想空間の物体を比較することにより両空間における距離感覚の違いについて実験を行った。実験の結果、仮想空間の物体を立体視する際、視点に近い物体ほど現実空間の物体よりも遠くに見え、逆に視点から遠い物体ほど現実空間の物体よりも近くに見えることが判った。次に、仮想物体のみを立体視して視点から物体までの距離を測定した。仮想物体のみを立体視した場合は、全体的に現実空間の距離よりも遠くに感じる傾向があり、視点に近い物体ほどこの傾向が顕著に現れた。
  • 菅原 彩子, 山本 遼, 遠藤 大輔, 山本 正信
    原稿種別: 一般
    セッションID: 07-01-13
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/18
    会議録・要旨集 認証あり
    ロケーションハンティングは準備や移動を繰り返すため,手間や費用がかかる.そこで,映画制作者が撮影前に映画の出来栄えを評価できるようにするために,CGを使用したロケーションハンティングにより撮影シミュレーションが行えるシステムを提案する.ロケ地であらかじめ撮影した画像から3次元形状復元する.画像撮影時にはGPS,電子コンパス,傾斜計を用いてカメラの位置姿勢情報を得ておく.OpenGLを用いて復元結果を表示し,仮想空間上にカメラや俳優を配置し,動作させ,監督が考えている撮影時の状況を構成できるようにする.実在するロケ地を復元し,仮想空間上でロケーションハンティングを行い,従来のストーリーボードとの比較を行う.
16:20-17:00 座長:小野 文孝(東京工芸大学)
  • 岩橋 政宏
    原稿種別: 招待
    セッションID: 07-01-14
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/18
    会議録・要旨集 認証あり
    本報告では、河川の水位監視に特化された新しいタイプの階層符号化(スケーラブル符号化)を提案する。河川映像を撮像するセンサーノードでは、映像信号は時空間基底により帯域分割され、3種類に階層化されたビットストリームとして出力される。第1優先階層には水位検出に有効な帯域信号のみが含まれており、これは水位の常時監視のために超低ビットレートで通信される。水位の「認識」という機能の面で階層化される点が新しい。第2優先階層にはサムネイル映像を閲覧するのに必要な帯域が含まれ、第3の非優先階層には原映像を再生するのに必要な追加データが含まれる。第2、第3の階層については従来の階層符号化と同様である。特に今回は、第1の階層に属するべき帯域を、「認識」の面のみならず「圧縮」の面をも考慮して決定する。結果として、認識性能が3.7%犠牲になったものの、データ伝送量を32.5 % 削減することが可能となった。
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