画像電子学会研究会講演予稿
Online ISSN : 2758-9218
Print ISSN : 0285-3957
画像電子学会第258回研究会講演予稿
セッションID: 11-02-04
会議情報

画像電子学会第258回研究会講演予稿
状態遷移テーブル参照形式による高速算術符号の検討
*上野 幾朗小野 文孝
著者情報
会議録・要旨集 認証あり

詳細
抄録
再正規化時にフラッシュ(符号確定)を行い下位アドレスの継承を不要とすることで高速化を図ると共に,後続のシンボルを組み合わせてフラッシュに伴うロスの生じない領域に再分割を行うことにより符号化効率の低下を防止する算術符号化の検討を行う.本稿では,以前の提案での再正規化条件を緩和することにより符号化効率の向上を図ると共に,現実的な大きさの状態遷移テーブル(ルックアップテーブル)を参照することにより符号化・復号処理が実現できることを示す.また,低LPS確率での符号化効率の向上のために,システムの複雑化を抑えつつレジスタ長を増大させた場合の設計手法と性能を紹介する.
著者関連情報
© 2011 一般社団法人 画像電子学会
前の記事 次の記事
feedback
Top