主催: 一般社団法人画像電子学会
会議名: 画像電子学会第264回研究会講演予稿
回次: 264
開催地: 高知工科大学
開催日: 2013/02/28 - 2013/03/01
ネットワークの基盤整備は急速な進展を遂げてきた.アクセス系はFixed,Mobileともにそのスループットを伸ばし,Mobile系の公衆無線LANのhot spotsはその利用が活況を呈している.1980年代のWired City構想は近年internetという技術で結実を見せた.また,GPSのセンシングで通信応用は拡がりを増している.しかし,Network応用はまだ限定環境下にある.その環境を伸ばす可能性はRFIDチップ群を仮想的なoff-lined networkとしてinternetの体系に組み込むことにある.屋外では,本来見えない施設を可視化する,あるいは,GPS衛星が受信出来ない場所での位置確認等に期待ができる.本稿では,分散配置したPassive RFID群を活用し,被覆で不可視なものを非破壊で可視化する,あるいは,GPSシステムに代わる位置センシングに利用する構想とそれに必要な技術の検討状況を述べた.