会議名: 画像電子学会第273回研究会講演予稿
回次: 273
開催地: 早稲田大学国際会議場
開催日: 2015/03/14 -
本研究では複数のアバター同士の乱戦のシミュレーションを行い,より自然な戦闘アニメーションを演出することを目的とした,アバターの行動生成手法を開発した.提案手法は乱戦における不規則な動きを違和感なく表現するため,多数の条件分岐による制御を用いる代わりに,個々のアバターが周囲の環境に応じて自律的に行動するモデルを用いた.ここでアバターの周囲の環境とは,アバターの近傍の地形や周囲の敵・味方などの情報をいう.提案手法は,ポテンシャル法を用い,周囲の環境に設定するポテンシャルを状況に応じて動的に変化させ,それによって形成されるポテンシャル場をリアルタイムに更新して行動の制御を行う.