画像電子学会研究会講演予稿
Online ISSN : 2758-9218
Print ISSN : 0285-3957
画像電子学会第277回研究会講演予稿
セッションID: 15-04-83
会議情報

食材の特性を活かした洋食器の基本操作練習システム
*岡林 信澄張 英夏向井 信彦
著者情報
会議録・要旨集 認証あり

詳細
抄録
西洋料理で用いる洋食器の操作にはエビの殻むきなど西洋人でも困難な操作がある.本研究では,複雑な洋食器の操作練習システムを構築する前段階として,ナイフとフォークを用いて肉を切る動作の練習システムを開発する.肉の物理特性を考慮し,切断による肉の変形動作を視覚だけでなく力覚を伴って表現する.なお,肉の変形計算には有限要素法を用いる.有限要素法では,ヤング率やポアソン比といった物理特性を用いて弾性体の変形を扱うことができるため,精度の良い変形と反力計算が可能である. また,肉の画像から脂身部分を抽出し,脂身部の割合に応じてヤング率を変更することで,現実感のある肉の切断を実現する.
著者関連情報
© 2016 一般社団法人 画像電子学会
前の記事 次の記事
feedback
Top