画像電子学会研究会講演予稿
Online ISSN : 2758-9218
Print ISSN : 0285-3957
画像電子学会第277回研究会講演予稿
セッションID: 15-04-08
会議情報

リアルタイムレンダリングにおける投影面上での曲がり具合を考慮した輪郭線描画
*奥屋 武志坂井 滋和
著者情報
会議録・要旨集 認証あり

詳細
抄録

トゥーンレンダリングにおけるインキング工程では,描画する線に対して変化を与える試みがなされており,太 さの変化によって線に強弱を与える手法も開発された.特に,手描きアニメーション調の表現では,鉛筆による線では曲線 が直線より太くなることに着目し,線の曲がり具合に基づいて描画される線の太さを変化させる手法が開発されたが,従来 法ではモデルの三次元曲率を用いて線の太さを決定していたため,形状によっては投影面上の曲がり具合との相違が生じて いた.本論文では投影変換後の二次元座標を用いて各輪郭線の曲がり具合を求めることにより,各線の曲がり具合に対応す る太さの輪郭線をリアルタイムに描画する手法を開発した.

著者関連情報
© 2016 一般社団法人 画像電子学会
前の記事 次の記事
feedback
Top