主催: 一般社団法人画像電子学会
会議名: 画像電子学会第284回研究会講演予稿
回次: 284
開催地: 広島大学
開催日: 2018/03/01 - 2018/03/02
本論文では,十分な解像度を持つ正方形セルを単位とし,大規模火災の延焼状況を一定時間間隔で 3次元空間においてシミュレーション可能な延焼シミュレーション手法を提案する.提案手法の特徴は,建造物の鉛直方向の形状,配置を考慮する事で 3 次元空間での延焼をシミュレート可能にした事である.具体的には,建物の1階基礎部分の標高値を国土地理院発行のDEMデータから求め,各階で独立に延焼状況を更新することにより, 延焼中部分の 3次元的な位置による影響を考慮可能にした.提案シミュレーションモデルを計算機上に実装し,適用例を用いてそれを評価して有用性を確認した.