主催: 一般社団法人画像電子学会
会議名: 画像電子学会第288回研究会講演予稿
回次: 288
開催地: 徳島大学 工業会館メモリアルホール
開催日: 2019/03/01 - 2019/03/02
単眼運動視差からの奥行き知覚において,頭部追跡システムの表示遅延を短縮し,運動方向転換時に視覚刺激を呈示することで,安定した奥行き知覚が得られることを示した.また,左右眼の視力差が大きい不同視による両眼視差からの奥行き知覚の劣化を,両眼視差と連続的な運動視差を併せ持つアーク3D表示により改善できることを示した.以上のことから,奥行き知覚における運動視差の重要性を明らかにし,単眼運動視差を利用した3D表示方式と,両眼視差を利用した3D表示方式の両方において,運動視差を積極的に活用することの重要性について論じた.