画像電子学会研究会講演予稿
Online ISSN : 2758-9218
Print ISSN : 0285-3957
画像電子学会第288回研究会講演予稿
セッションID: 18-03-06
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[招待講演] 運動視差を用いた効果的な3D表示方式に関する研究
*水科 晴樹粟田 陽光金山 一平増田 裕樹陶山 史朗
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抄録

単眼運動視差からの奥行き知覚において,頭部追跡システムの表示遅延を短縮し,運動方向転換時に視覚刺激を呈示することで,安定した奥行き知覚が得られることを示した.また,左右眼の視力差が大きい不同視による両眼視差からの奥行き知覚の劣化を,両眼視差と連続的な運動視差を併せ持つアーク3D表示により改善できることを示した.以上のことから,奥行き知覚における運動視差の重要性を明らかにし,単眼運動視差を利用した3D表示方式と,両眼視差を利用した3D表示方式の両方において,運動視差を積極的に活用することの重要性について論じた.

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© 2019 一般社団法人 画像電子学会
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