主催: 一般社団法人画像電子学会
共催: 一般社団法人映像情報メディア学会, 一般社団法人芸術科学会, 公益財団法人画像情報教育研究会(CG-ARTS)
会議名: 画像電子学会第289回研究会講演予稿
回次: 289
開催地: 早稲田大学西早稲田キャンパス63号館
開催日: 2019/03/12 -
テレビ番組などで多用される「発言テロップ」のフォントに着目し,フォントの変化によって視聴者が映像内の発言から受け取る感情に変化が現れるかを調査した.喜び,悲しみ,怒り,恐れ,愛情といった5種類の「情動」について,フォント,音声,テロップ付き映像それぞれから受け取る感度の強さを調べ,テロップ付き映像の情動の評価が,音声よりもテロップの評価に影響を受けたものになるかを検証することで結論を出した.結果として,強く感じさせる情動が異なるフォントと音声の組み合わせの場合,視聴者は音声よりフォントからの情動をより強く知覚することが分かった.